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04月29日。昭和の日、勲章を胸に冥界を彷徨う?

おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「昭和の日」です。

日本の国民の祝日の1つであり、2006年までは「みどりの日」でしたが、2007年に祝日法の改正により新設されました。国家再建の歴史を踏まえ「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という意味がこめられています。

「昭和」生まれの自分としては、「昭和の日」がある事が嬉しいです。豊後高田昭和の町では未だに昭和の街並みが残り、毎年イベントが開催される様ですが、今年はコロナで中止の様です。

勲章を胸に冥界を彷徨う?

池袋暴走事故を考える?
逮捕されなかった理由?
危険運転致死傷罪ではない理由?
勲章は剥奪すべき?
公道には危険がいっぱい?
運転免許と任意保険をセットに?
2019年に池袋で起きた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告の公判が東京地裁であり、被告人質問が行われました。飯塚幸三被告は相変わらず、自分の過失では無い事、車が勝手に暴走した、と答えている様です。
そもそも、80歳を超えて車の運転をさせていた家族にも疑問があります。
この事件のせいで、75歳を超えた人が車を運転をする事に対し、賛否両論が噴出しています。

車より遥かに複雑な飛行機に目を向けると、航空機の航空機乗組員の年齢は、国際民間航空条約附属書の規定により、60歳未満(機長:標準、副操縦士:勧告)と規定されている様です。

田舎の過疎地においては、車が移動の重要な手段なので、一概に年齢で線引きして、超高齢者は免許剥奪!という訳にもいきません。
個人的には事故の責任を考えると、後期高齢者の年齢になったら、運転は辞めたいと考えています。
車の運転は、運転する人がどれだけ社会的な責任を自覚しているか?で対応が分かれます。この事故の飯塚幸三被告はネットで上級国民とも呼ばれ、上級国民だから逮捕されないなどという噂も飛び交っていますが、そうでは無い様です。

逮捕されなかった理由?
本人が自分の過失を認めず、車が勝手に暴走したと主張している事や逃亡の恐れがないということがはっきりしていた事。ドライブレコーダーなど事故の証拠になるものは全部警察が抑えてたので、それ以上の証拠隠滅の恐れもないだろうということで、逮捕されず、在宅のまま捜査を続けた様です。

危険運転致死傷罪ではない理由?
足が不自由だったという事で、それでも運転した事が危険運転にあたるのでは?という意見もありますが、障害者でも運転している方は多く、本当に運転ができない状態なのに無理をして運転をしたのか?は本人にしかわかりません。
わざと100キロを超える速度を出し、暴走させていたのならば危険運転の可能性もありますが、踏み間違いという過失であれば危険運転とは判断されない様です。

◆池袋暴走事故 飯塚被告「アクセルペダルが床に張り付いて見えた」【被告人質問・詳報】◆
「弁護側に「なぜ左車線に変更したのか」と問われると「いつも左車線を走っていたので」。「カーブを曲がりきったところで車に何か起きましたか」と問われると7秒ほど沈黙。「エンジンが異常に高速回転しました」と回答した。「アクセルペダルを踏んだことは」と問われると「ありません」ときっぱりと述べた。「警告音が鳴ったことはありますか」と聞かれると「覚えていません」。当時の速度については50キロ~60キロくらいだと説明。「アクセルペダルを踏んでいないのにエンジンが高回転になり速度も加速した」と述べた。
意図しない加速が起きたときの気持ちを聞かれると「車が制御できないのかと思って非常に恐ろしく感じました。パニック状態になったと思います」と答えた。さらに速度が加速してどう行動したかを尋ねられると「右足でブレーキを踏みました。減速せずにますます加速しました」と話した。交差点を過ぎた後にどうしたかを聞かれると「アクセルペダルを踏んでいないのになぜ加速したのか分からなかったのでアクセルペダルを調べようと思いました。視線を落としてアクセルペダルを見ました」
「座ったままで見ることができましたか」の問いに「できました。床に張り付いて見えました」。アクセルペダルを確認した時間については「一瞬です」と述べた。」
東京新聞:https://www.tokyo-np.co.jp/article/100570

勲章は剥奪すべき?
自動車事故後の原因追求の為に、全ての記録が車に残る「EDR(イベント・データ・レコーダー)」が装着されています。池袋暴走事故のプリウスにも装着されていましたが、警察はこのEDRを事故後、直ぐに生かす事はしていません。
確たる証拠であるEDRの記録を重視せず、飯塚被告の証言を重視している当たりは、元官僚に対する忖度とかしか思えません。警察官僚から指示でもあったのでしょうか?

飯塚被告は、車が勝手に暴走したと言っていますが、トヨタは車の異常を否定しています。国民の多くも飯塚被告の「痴呆による無謀なアクセルの踏み込み」と「事故後のパニックでブレーキと間違い、アクセルを踏み続けた」のが原因だと思っています。たぶん、飯塚被告の元同僚や家族、親類も本心ではそう思っているのでは?しかし、今まで築いてきた自分の輝かしい職歴に傷をつけ、多額の賠償金が発生する事は認めたくないのでしょう?

飯塚被告は、おいしい思いをしてきた天下り官僚です。一生かけて手に入れた財産を、たとえ死人が出ても手放したくないのかもしれません?
弁護士や家族等は、もう88歳で余生は少しなので、このまま過失を否定し、裁判が長引かせ、被疑者死亡を狙っているのかもしれません?飯塚被告の弁護士、親族は何としてでも、過失を認めない様、釘を刺している気がします。
残念ながら、大金を持つ人ほど、お金に汚いものです。
飯塚被告は、Wikipediaに功績だけ残し事故情報を全て削除し編集ロックしている様です。
改心など、ほど遠い様で「瑞宝重光章」勲章は剥奪すべきですね。

公道には危険がいっぱい?
通常、車の車検をする際、自賠責保険に加入が義務づけられています。自賠責保険による補償は、傷害による損害=120万円・後遺障害による損害=4,000万円・死亡による損害=3,000万円です。自賠責保険意外でも常識のある方なら各保険会社の任意保険に加入している事が殆どです。
しかし、生活困窮で車を所持している人や、自分は運転が上手いから任意保険は要らないと、任意保険に入らない方もいます。
実際、自分がサラリーマン時代の同僚に「俺は運転が上手いから大丈夫、任意保険に金払うなら、その分、いい車を買うよ」という輩がいました。万一の事を考えると恐ろしいですが、もっと怖い事があります。
高齢者で痴呆の進んだ方は車検さえも忘れて車を運転している方がいる事です。こんな人に轢かれたら、一銭も賠償金は出ず、泣き寝入りです。公道には危険がいっぱいです。

運転免許と任意保険をセットに?
高齢で車検を受けていない車を運転する方、故意に任意保険に入らないが被疑者になれば、満足な賠償金を払えない可能性大です。
車検の際の自賠責保険とは別に任意保険に入る事を義務化すべきです。
車両側は自賠責保険で賄い、運転免許証と任意保険をセットにすれば良いと思います。
その為には今までの自動車保険の概念を変える必要があります。今まではあくまで車両に保険が掛けられていましたが、安全運転するかどうかは自動車を運転する人によって異なります。免許証との紐づけで、違反の無い善良なドライバーは任意保険を安くすれば、事故も減るし、ドライバーも得をします。
一時、「信用スコア」が話題になりましたが、運転免許証と任意保険を紐づければ、運転免許が事実上の「信用スコア」になる可能性があります。
運転免許更新の際には割高になりますが、車を運転する以上、経費は掛るものです。生活困窮してまで乗るものではありません。

超高齢化社会での車の運転は全ての人の課題です。
自分は後期高齢者の年齢になったら、免許返上です。
天下りで金を手にし、勲章を得ても、軽蔑されていては意味がありません。

人生の最後は人に祝福され旅立ちたいものです。
飯塚被告はいつまで冥界を彷徨うのでしょう?
閻魔大王が待っていますよ。