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02月01日。テレビ放送記念日、地獄のワグネル戦闘員?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「テレビ放送記念日」です。

1953年のこの日、NHK東京放送局が日本初のテレビ本放送を行ったことがきっかけで制定されました。東京の内幸町にあった東京放送会館より、午後2時から4時間程度放送が行われました。その際、開局祝賀会の模様や舞台中継、ニュースや映画などが放送されました。

当時のテレビはとても高価だったため、契約者は主に喫茶店や食堂、銭湯などで、客寄せのためにテレビを購入したと言われています。子供の頃はモノクロTVでした。チャンネルを回すダイヤルが懐かしいです。

地獄のワグネル戦闘員?

まるで中世の見せしめ?
突撃隊という自爆テロ?
ロシアのウクライナ侵攻で、民間軍事組織である「ワグネル」が囚人をリクルートして戦闘員を集めていたが、彼等には悲惨な運命が待っていた。

米シンクタンク「戦争研究所」の28日の分析によると、ワグネルの戦闘員が昨年11月下旬~12月上旬にソレダルに近い同州バフムート近郊で亡くなった1千人を含む、計4千人以上が死亡、1万人以上が負傷したという。
バフムートは、ウクライナ戦争の前には、8万人の住民がいたが、いまは1万人程度まで減り、戦争の凄まじさが伝わってくる。

ウクライナ国民の犠牲は悲しい事だが、「ワグネル」に雇われた囚人達もまたプーチンの犠牲者の様だ。以下の内容は現代ビジネスからの引用だ。

まるで中世の見せしめ?
死亡した兵士の数があまりにも多くなったため、ワグネルは、地元の銃撃から身を隠すために「遺体の山」を利用するようになったという。
これは、パルチザンやウクライナ兵へ死の恐怖を与える為であり、中世時代に見せしめの為、遺体を串刺しにして並べたのと同じだ。
ワグネルにとって、兵士はリスペクトの対象では無く、死体さえ道具でしかない。

突撃隊という自爆テロ?
リクルートされた囚人は訓練もされず、最前線へ突撃隊として送られ、自爆テロを行い、その後に訓練された傭兵が攻撃するという作戦をとっている。
ワグネルにとって、囚人の命など人柱戦術の為の使い捨てだ。

◆囚人を「強制自爆」、「遺体の山」で銃撃回避…最悪の傭兵集団「ワグネル」の残虐すぎる「手口」◆
ここ数ヶ月、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は、ウクライナ東部ドネツク州のソレダルとバフムトの占領を執拗に試みている。ロシアにとってこの2都市は「戦略的価値」が低いにもかかわらず、莫大な損失を出しながら撤退を拒否し、ジリジリと包囲を固めている。

軍事アナリストのマイケル・クラーク氏がイギリスニュースサイト「Express.co.uk」に語ったところによれば、ロシアがこうした小さな町を征服しようとするのは、戦略的利益ではなく、ロシアのプーチン大統領の個人的な関心を集めようとする高官同士の「象徴的な内部権力闘争」に基づいているのだという。ドネツクの小都市に頑なに固執することによって、ロシア軍の「戦略を横取り」し、前線の他の兵士を犠牲にしてこの「戦略的袋小路」(strategic blind alley)に目を振り向けざるを得なくしているそうだ。

バフムートは、ウクライナ戦争の前には、8万人の住民がいたが、いまは1万人程度が街の残っている程度で、両軍の激しい戦闘によって焼け野原、ほぼ廃墟しかない地域になってしまった。ウクライナにとってもロシアにとっても、軍事戦略上の意味合いはなく、象徴的な意味合いしかない。

ワグネルのリーダー・プリゴジン氏は、ケータリング会社を経営していた時に、プーチン大統領と親しくなったことから、「プーチンのシェフ」と呼ばれている。2016年のアメリカ大統領選挙に介入した罪でFBIに指名手配されている。プリゴジン氏は、ロシア国防省の戦争の運営方法に対する国内批判派の急先鋒となっている。最近、プリゴジン氏は、ロシア政府内での評判が悪くなっているという報道もあり、この都市を攻略できないと失脚するというリスクがあった。

◆「遺体の山」を利用
他方、ウクライナは、ゼレンスキー大統領が12月に訪れたことから、この地域をロシアにとられることは心理的な打撃になるかもしれないという指摘がある。

いずれにしろ、あまり戦争の勝敗にとってはあまり意味はなさそうだが、すでに数千人の兵士が死んでしまった。

ウクライナ国防情報部長のキリーロ・ブダノフ氏は12月末のインタビューで、2つの都市で死亡した兵士の数があまりにも多くなったため、ワグネルは、地元の銃撃から身を隠すために「遺体の山」を利用するようになっていると述べた。

ワグネルの戦場での戦いについては、まさに「人柱」ともいえるような人海戦術を採用していることが、オーストリアの軍事専門家トム・クーパー氏に明らかにされている。

◆囚人を「自爆テロ」に利用
ワグネルは具体的に以下のような戦術を用いているようだ。

まず、囚人を中心とするほとんど訓練もされておらず士気も限りなく低い新兵たちで突撃隊を結成する。この突撃隊に、ウクラナイの前線部隊に対し、自爆テロを敢行する(ただし、突撃隊に、自分たちが自爆テロの集団であることを伝えているかは別だ)。ウクライナ軍は、この突撃隊に対して、反撃をするが、当然ながら、貴重な弾薬を使い、疲弊もする。

ウクライナ軍に、消耗を強いたところで、最も訓練された傭兵部隊が、第2波、第3波として、攻撃を加えるのだ。この人柱戦術がよほど効果的と考えているのか、最近になって、ロシア軍は「突撃隊」の数を補強しているのだという。

戦略的には無意味な拠点を「人柱」によって奪取する攻撃と占拠を、ワグネルは自ら「成功」と評し、ワグネルを率いるプリゴジン氏は「ワグネルのほうが正規軍よりも効率的だと主張し、ロシア大統領への圧力を強めている」「クレムリン(ロシア政府のこと)に、領土を奪える唯一の将軍は自分だと主張しようとしている」(軍事アナリストのマイケル・クラーク氏)のだという。

民間組織でありながら、敗走を続けるロシア国軍を罵倒し、国家権力の一部も任されているワグネルのプリゴジン氏を、プーチン大統領はどう考えているのだろうか。いまや、ワグネルはロシアの囚人を人柱として活用することもできる。

現代ビジネス:https://gendai.media/articles/-/105363

※ワグネルは「ウラジーミル・プーチンの事実上の私兵」とも表現され、トップのプリゴジンは「プーチンのシェフ」とも言われる存在だ。
プーチンとプリゴジンが何より恐れるのは、ロシア敗北での戦争終結だ。
敗北で戦争が終結すれば、プーチンと共に西側諸国から戦争犯罪者として裁かれる可能性が高い。

プーチンとプリゴジンは、どんな手を使ってでも戦争に勝利しようとするだろう。
彼等にとって敗戦は恐怖なのだ。
ワグネルも雇われた囚人達も地獄だ。