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07月08日。中国茶の日、武力と金で世界は支配されるのか?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「中国茶の日」です。

中国語の七の「チー」と、日本語の八の「ヤ」から、「チヤ」と読む語呂合せにちなんで、NPO法人日本中国茶協会により制定されました。中国茶を通して、中国と日本の平和友好の更なる発展や、飲み物、文化などを広い視野で考える日ということを目的にしています。

中国茶の日というと烏龍茶をすぐ思い浮かべます。日本ではコンビニや自動販売機で簡単に手に入る烏龍茶ですが、中国の茶館では香りをゆっくりと楽しむ様です。まずは香りを楽しみ、別の器に移し替えて飲む事で香と共に目でも楽しめます。奥が深い中国茶の世界です。どこの国ででもお茶には拘りがある様です。

武力と金で世界は支配されるのか?

犠牲になったスライランカ?
プーチンのウクライナ侵攻は未だに先が見えず、長期化の様相だ。自らをピョートル大帝と重ねるプーチンはかつてのロシア帝国を取り戻すべく、軍事力で周辺国を脅かしている。
ウクライナが終われば、モルドバ侵攻が危惧されているが、隣国である日本もターゲットの可能性もある。プーチンが生きている限り、覇権主義が継続され、世界はロシアの核に脅され続ける事になる。
プーチンは軍事力という暴力で国土を拡大しているが、同じく覇権主義の中国は金で他国を支配しようとしている。

犠牲になったスライランカ?
一昨日、スリランカで、ガソリンが底をついたといニュースがあったが、ついにスリランカがデフォルトした様だ。
wsWire:https://twitter.com/i/status/1541065306403004416

◆スリランカが「破産」宣言 燃料不足、危機長期化◆
経済危機に直面しているスリランカのウィクラマシンハ首相は5日、議会で演説し、国の「破産」を宣言した。危機的状況は来年も続く見通しで、混乱の長期化は必至。ガソリンなどの燃料が極度に不足しており、AFP通信によると、給油所で自動車に乗って数日間列に並んでいた60歳の男性が車内で死亡しているのが5日見つかった。

首相は議会で、金融支援獲得に向けた国際通貨基金(IMF)との交渉について説明。地元紙デーリー・ミラー(電子版)によると、「過去には発展途上国として(IMFと)協議してきたが、今は破産国家として協議しているため、交渉はより困難で複雑になる」と述べた。年末にインフレ率が60%に達するとの見通しを示し、「2023年も困難に直面するはずだ。これは真実であり現実だ」と強調した。

時事通信社:https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070600906&g=int

一体一路の罠?
スリランカがデフォルトした原因は、西側諸国のロシアへの経済制裁の余波もあるが、根本的な原因は一体一路に参加し、インフラ整備の為に中国に巨額の借金をした事だ。

スリランカはアジアと中東・アフリカを結ぶシーレーンの要であり、南端のハンバントタ港は2017年から99年間にわたり中国国有企業に貸し出された。
そして、ドバイ、シンガポール、香港など金融センターに匹敵する港湾都市を目指す「コロンボ・ポート・シティー」の工事のため、スリランカは中国国有企業から14億ドルの投資を受けた。しかし、思った様な利益が出ず、返済不能になり、施設や土地を中国に明け渡さざるを得なくなる典型的な「債務の罠」に陥った。

これこそ中国が提唱する「一体一路」の正体だが、発展途上国にとってインフラ整備は国民の願いであり、金の力に負ける国も多いのが現状だ。
スリランカがデフォルトした事により、港湾施設など戦略的な重要インフラが中国の手中に落ち、事実上スリランカは中国の属国となった。

心配なのはG7のイタリアが「一帯一路」構想に参加している事だ。
巨額の公的債務を抱えるイタリアは中国マネーに依存しているが、ロシアに近い中国と関係を持つ事はプーチンに対するEUの団結を崩す危険もある。

プーチンは力で世界を脅かし、中国は金の力で世界を蝕んでいる。
武力と金で世界は支配されるのか?