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7月07日。七夕です、国家安全法は日本人も対象です?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「七夕」です。

七夕は五節句のひとつで、織姫と彦星が1年に一度だけ合える日です。天の川を挟んで輝くこと座のベガが織姫で、わし座のアルタイルが彦星を指しています。この2つの星と白鳥座のデネブを結んだものが「夏の大三角形」と呼ばれています。」

七夕伝説の内容が少し違う?
七夕伝説は奈良時代に中国から伝わったと言います。乞巧奠(きっこうでん)という行事が宮中で行われ、星を眺めたり、詩歌を楽しんだりしていたそうです。子供の頃に帰化された七夕伝説ですが、本家本元の中国の伝説は少し異なる様です。

中国の「七夕伝説」とは?
「『織女』は『天帝』という神の娘。神々の着物を織るのが仕事で、恋人も作らず働く姿を見た天帝は、天の川の対岸に暮らす真面目な牛飼い『牽牛』を引き合わせました。やがて2人は結婚します。
その後2人は働かず、遊び呆けるばかり。おかげで神々の着物はボロボロになり、牛は病気になってしまいます。怒った天帝は、2人を天の川の対岸に引き離してしまい、年に1度だけ会うことを許すようにしたそうです。 」
出典:TOKYO GAS https://tg-uchi.jp/topics/5924

子供の頃に聞いた伝説より、生々しいですね。
そういえば、今日は家内の誕生日。絶対に忘れない日です。

国家安全法は日本人も対象です?

日本はアジアの民主主義を守れるか?
香港が中国の覇権主義により「国家安全法」で全体主義を押し付け、事実上、民主主義は崩壊しました。
問題は台湾です。
中国の次のターゲットが台湾である事は明白で、台湾の民主主義を守る事が日本の尖閣、沖縄を守る事に繋がります。習近平の過去の少数民族への弾圧も世界で人権問題になっていますが、「香港国家安全法」の施行により、一国二制度の廃止は国際世論の批判を更にあびています。

日本は経済的理由もあり、これまで中国に対し、批判的な声明を避けて来ました。習近平の国賓招待は賛否両論です。自民党内では国賓来日中止を求めていますが、政府として、安倍首相は、日本は民主主義を基本とした価値感外交をし、西側諸国側に立ち位置がある事を表明するのでしょうか?

虎ノ門ニュースで石平さんが香港国家安全法を詳しく解説しています。
動画:【DHC】2020/7/2(木) 有本香×石平×居島一平【虎ノ門ニュース】
https://youtu.be/XlrLdNY5tbU

日本人だって危ない?
この中で怖いのは香港国家安全法 第38条で「香港特別区住民の身分を持たない人が香港特別区以外の場所で本法律の定めた犯罪を犯した場合、本法律の適用となる」という一文です。

そう、外国人の貴方も対象になるんです。
仮に中国を批判する行動をし、法律に触れた場合、日本まで中国の警察が来る事はありませんが、中国の自治領に行った場合は、逮捕されるかもしれません?僕は行けないので、心配していませんが、仕事で中国を日本を行き来するビジネスマンは念の為、発言、行動には注意した方が良さそうです。見せしめに逮捕されるかもしれません?

国賓来日を中止出来るのか?
習主席国賓来日の中止要請 香港国家安全法で自民が非難決議へ
「中国による香港への統制強化を目的とした「香港国家安全維持法」」が可決、施行されたことを受け、自民党がまとめた非難決議の内容が3日、分かった。すでに同法違反を適用した逮捕者が出ていることについて「重大で深刻な憂慮」を表明。日本政府には、延期の状態となっている習近平国家主席の国賓来日の中止を求めた。3日午後、中山泰秀外交部会長が首相官邸を訪れ、菅義偉(すがよしひで)官房長官に提出する。自民党は昨年11月と今年5月にも、混乱する香港情勢を懸念する決議文をまとめた。こうした経緯を踏まえ、今回の非難決議では「懸念していた事態が現実のものとなった現在、この状況を傍観することはできない」と強調した。」
出典:産経新聞 https://www.sankei.com/politics/news/200703/plt2007030003-n1.html

この記事にある通り、国賓来日中止で日本の立ち位置を世界に表明する為には重要ですが、自民党内部のパフォーマンスな気もします。政権批判されても、自民党内部から国賓来日中止の要望があった事実が残ればそれでいいのかもしれません。本気かどうか?は首相の決断を見ないと分かりません。

国賓ではなく、公賓なら大成功?
日中新文書(共同文書)発表は重要だ。
国内外で、批判にされされた習主席国賓来日ですが、国賓来日は世界に間違ったメッセージを送るので中止は理解出来ます。しかし、重要なのは「日中新文書」です。
中国との外交は、他国とは異なり、議員外交で意志疎通をします。党と国と軍がバラバラの中国では、党に意志疎通する事が重要です。中国外交の考え方はは中川コージ氏別のブログ記事)が詳しく語っています。
外務省同志の外交ではトップに何も伝わりません。意志疎通にはトップ同士の会談が必要なのは明らかで、国賓来日が中止された場合には、共同文書の為に新たな接触が必要になります。他国に誤解を招く国賓では無く、外務省が仕切る「公賓」で迎える事が出来れば、日本の外交は大成功です。過去に「お互い利益を得て共通利益を拡大し、日中関係を発展させること」で合意した「戦略的互恵関係」もこの共同文書の中に書かれています。
様々な両国の摩擦を緩和する為にはトップ同士が話をして、共同文書に明記する事で、初めて両国のルールが築かれます。今、問題になっている尖閣諸島領海への侵入も共同文書でお互いの立場を明記し、今後、どう対処していくのか?を明記し発表する事で党、国、軍へ指令が行き渡ります。

個人的には、誤解を招く国賓では無く、公賓で迎える事が出来れば、日本の勝利だと思います?