収監」タグアーカイブ

07月17日。理学療法の日、池袋暴走事故と運転免許?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「理学療法の日」です。

1966年のこの日、理学療法士によって日本理学療法士協会が結成されたことにちなみ制定されました。また理学療法士養成の始まりは、欧米の教科書などを使用し、教員はアメリカやイギリスから招き、講義も英語で行われていました。

脳梗塞後のリハビリで作業療法士さん、理学療法士さんにはお世話になりました。聞いた所によると、下半身のリハビリに関しては理学療法士さんしか出来ない様です。脳梗塞で当初、全く上がらなかった左手が上がり、左ひざが上がる様になりました。病気の方には心強い味方です。

池袋暴走事故と運転免許?

相変わらず、反省なし。
同乗者義務を?
「瑞宝重光章」は剥奪間近?
免許更新の際に確約?
池袋暴走事故で自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた飯塚幸三被告の公判が15日、東京地裁であまりました。裁判では、意見陳述で被害者の松永さんが「被告人には重い実刑判決を望みます。形式上、謝罪したということで、絶対に減刑をしないで下さい。過失がないと言いながら謝罪する意味がわかりません。」と実刑を求める発言をしましたが、飯塚被告は「これまでの裁判を通じて私がアクセルとブレーキを踏み間違えた記憶が全くないと裁判を通じてそのような話をしましたが、今もそう思っています。」とし、無罪を主張しました。

公判で東京地裁は「アクセルを踏み続けたことが事故の原因だ」として、同罪の法定刑の上限にあたる禁錮7年を求刑しました。判決は9月2日に下される様です。

この事件は高齢化社会における老人の犯罪にどう対処すべきかを考えさせらえる事件です。被告の飯塚氏は収監を避ける為か、故意に身体の不調を訴え、現場検証時には杖で歩けていたにも拘らず、車椅子を利用したりしています。上級国民とされる飯塚氏ですから、対策を考える弁護士も上級なのでしょう。90歳という高齢はたとえ有罪になっても収監されない可能性の方が高い様です。

しかし、これでは高齢者に対し罪を罰する事は出来なくなってしまいます。高齢化が進む社会で、刑法の見直しが必要な時期に来ている気がします。

◆90歳になった池袋暴走「飯塚幸三」被告 有罪確定でも刑務所に入らない可能性◆
「刑事訴訟法の第482条は、刑の執行停止について定めている。その中で8つの事由が挙げられているが、ここで注目したいのは①と②だ。それぞれ引用してみよう。①刑の執行によって、著しく健康を害するとき、又は生命を保つことのできない虞(おそれ)があるとき。②年齢70年以上であるとき。
「もし飯塚被告が現在のように無罪の主張を変えず、最高裁まで突き進んだのなら、執行猶予なしの実刑判決が下る可能性は高いでしょう。反省の色が皆無ですし、ご遺族の処罰感情が極めて強いからです。ご遺族の感情を逆撫でし続けてきた被告を収監しないとなると、それこそ世論の反発は更に強くなるでしょう」」
デイリー新潮:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/06251045/?all=1&page=3

同乗者義務を?
本来であれば、90歳という超高齢は日々体調が変化するので車を運転するべきではありません。個人的には70歳を超えたら、免許は原則、返還する法律を制定すべきだと思います。70歳を超えて車を運転したい場合は、1人で運転出来ない様、免許に「同乗者義務」を加えるべきです。「同乗者義務」という保佐人に近い制度が加われば、同乗者責任が問われるので、安易に車の運転はさせない筈です。池袋暴走事故では飯塚被告の運転する車にパーキンソン病の疑いを知る妻が同乗しています。個人的には飯塚被告と共に、同乗者責任が問われるべきだと思います。
同乗者責任は同乗者が免許を所持していなければ、罪にならないと思われがちですが、免許が無くても罪に問われるのが事実の様です。

「瑞宝重光章」は剥奪間近?
飯塚氏は「瑞宝重光章」勲章を受勲していますが、事故の責任で有罪なら勲章は褫奪(ちだつ)される様です。
「勲章の授与基準」によれば、「公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度などを評価し、特に重要と認められる職務をはたし成績をあげた人」に対して、瑞宝重光章以上を授与するとなっています。対して、剥奪の基準は刑事事件で起訴され、裁判で有罪となり、死刑、懲役刑、3年以上無期の禁錮刑の実刑判決を受け、確定した場合の様です。

この裁判で有罪となり、死刑、懲役刑、3年以上無期の禁錮刑の実刑判決を受け、確定した場合には勲章は剥奪(褫奪)される可能性大です。公判では7年を求刑していますが、実際には5年程度だと言います。飯塚被告が罪を認めず、利己的なのは、受勲という選ばれた人のみが受け取る称号があるからです。剥奪する際は、是非TVで報じて欲しいものです。

免許更新の際に確約?
今回の高齢者の事故に限らず、罪を認めないケースは今後も発生します。これから益々、車の運転は自動化され、事故の際には誰が責任を取るのか?が問題に なってきます。池袋暴走事故ではトヨタプリウスのEDR記録から、車に問題無い事が証明されていますが、飯塚被告の様に「自分はブレーキを踏んだけど、加速した。機械である以上、こわれる事がある」と自論を展開し、無罪を主張するケースも増えると思います。交通事故では車両に搭載されたEDR記録を重要な証拠とするのが通常です。高齢者に限らず、薬物使用者や痴呆の進んだ方が事故を起こした場合の証拠として、免許取得の条件に「事故発生時にはEDR記録を尊重する」という一文を加え、免許更新の際にサインさせるべきかもしれません。

超高齢化社会での車の運転は全ての人の課題です。
自分は後期高齢者の年齢になったら、免許返上します。
人生の最後は人に祝福され旅立ちたいものです。
地獄の閻魔大王は厳しい判定を?