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05月16日。旅の日、4630万円の誘惑?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「旅の日」です。

旧暦の1689年のこの日、松尾芭蕉が奥の細道に旅立った日にちなんで制定されました。日々の生活の中で忘れがちな旅の心を大切にし、旅のあり方を問いかけることを目的として、旅を愛する作家や芸術家などによって構成されている、日本旅のペンクラブによって制定されました。

日本旅のペンクラブとは?「日本旅のペンクラブは昭和37年(1962)6月28日に設立。創立して半世紀以上歩んできた団体で、旅の文化の向上をめざすとともに、自然環境保護や地域活性化のため、取材例会、観光振興への提言などさまざまな活動を続けています。どこか、旅行に行きたいな?

4630万円の誘惑?

山口県阿武町の自治体が、コロナ禍で苦しむ家庭を支援する臨時特別給付金として463世帯に一律10万円振り込む予定が間違って、24歳の男性に全額の4630万円を振り込んでしまうという事件があった。

町は男性に対して返金を要求したが、男性は「お金はすでに動かし、もう戻せない」と主張し、既に仕事も退職し返還を拒否していたが、ここにきて町は男性の実名(田口翔さん)を公表に踏み切った。
返金に応じない町民に向けて民事訴訟を行う方針を示し、誤振り込みしたとされる総額は4630万円だが、今回の訴状には「5115万9939円及びこれに対する令和4年4月8日から支払済まで年3分の割の金員を支払え」(弁護士費用および交通費等の諸費用を含んだ金額)とした。

実名を公表には賛否両論ある。
そもそも問題を起こしたのは、町の職員であり、男性の実名を公表するなら職員の名も公表すべきだ。

法的には「誤って振り込まれたものであっても、名義上は自分の預金である以上、原則的には受取人の預金債権となります。一方で、少なくとも自分のお金ではないことを認識しながらそれを引き出す行為は、窓口で引き出したのであれば銀行に対する詐欺罪、ATMで引き出したのであれば銀行に対する窃盗罪など、犯罪として成立する可能性があります」という見解の様で、田口さんは、誤振込を知ってて返金を拒否している為、犯罪として成立する可能性が高い。

ツイッター情報では、田口さんが「一度は返還手続きのため銀行前まで行ったけど、今日は手続きしない」と踵を返し母親の説得にも応じないというが、彼の気持ちが分からないでもない。

田口さんは24歳という若さで地方の「空家バンク」制度を利用して転居する位だから、コロナ過や都会の生活に疲弊して移転してきた可能性が高い。
そんな中、生涯、手にする事が出来ないかもしれない4630万円が振り込まれれば、誰でも魔が差すのではないか?

現在は「お金は既に動かした。もう戻せない。犯罪になることは分かっている。罪は償う」と発言した後、行方不明であり、4630万円が返還されるかは不明だが、降って湧いた不運とも言えるこの件に関しては、訴状の5115万9939円では無く、誤振り込みの4630万円のみの返還にしてあげて欲しい。田口さんもまた被害者とも言えるこの事件。
大岡裁きを期待したい。