おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日？」

「北海道札幌市にある藻岩山の標高が531mであることにちなんで、『531』の語呂合わせから制定されました。藻岩山に設けられている展望台は、札幌市内の夜景が一望できる観光スポットとなっています。」

観光促進の為の制定ですね。藻岩山？「もいわやま」と読む様です。札幌から南西に約5キロの場所にあり、ロープウェイや自動車道が通り、展望台や冬季はスキー場により、札幌市民や観光客の行楽地となっています。
北海道の山というと羊蹄山が有名ですが、札幌の近くに魅力的な観光スポットがあるとは知りませんでした。北海道は行った事が無いので、是非行ってみたいです。

コロナ禍で倒産ラッシュが始まった。
地獄がついにきた…レナウンショックが倒産連鎖を引き起こす。
「新型コロナが問題になって以降、上場企業の初めての倒産に衝撃が走りました。5月15日、レナウンが民事再生法の適用を申請。負債総額は約138億円にのぼり、事実上の経営破綻となりました。新型コロナウイルスの影響による「コロナ倒産」と言われていますが、実はコロナ以前からレナウンの経営は悪化しており、百貨店やショッピングモールを通した代理店手法を使う旧来の販売戦略に固執する、旧態依然の経営方針が経営破綻へと繋がりました。」
出典：msmニュース

僕は若い頃に、賃金が高いという理由で運送業（都内、百貨店の物流センター）に就いていました。仕事内容は主に洋服の納品代行で顧客に出向き、商品の集荷と返品。百貨店売り場への商品検品です。毎日の様に芝浦のオンワード樫山、イトキン、伊太利屋、レナウンルック、他の会社に出向き、集荷と返品の毎日だったので、レナウンの倒産はとてもショックです。
早朝に出社し、社員全員で4tトラック×2台に満載されたレナウンの商品をコードごとに仕分けし、検品したあの時の事を思いだします。厳しい仕事でしたが、周りの人に恵まれ、良い思い出になっています。

百貨店の売上低迷でアパレル関係がついに？
洋服を運ぶトラックはハンガー車で、トラック内部は上下2段の着脱式ハンガーがあり、何千枚という洋服をハンガーのまま、運ぶ事が出来ます。セールの時には何万枚という洋服をトラック数台で運んでいました。オンワード樫山に例えると、芝浦のお客様の所へ行き、商品を伝票通りに積み込むのですが、担当している社員はオンワードの社員では無く、ACCROSトランスポートという子会社の運送会社が商品整理をしています。
ほとんどの洋服メーカーが、商品整理と入荷、出荷は子会社か別会社が担当しているのが常識で、親会社の倒産で中に入っている運送会社や、倉庫整理の会社も倒産する事になり、連鎖倒産が増える事となります。
残念ながらオンワードHDでは、今期で約1400店舗を閉鎖しています。付き合いのあった方々の笑顔が浮かんできます。芝浦は天気のいい日は日光浴も出来、大好きな集荷コースでした。
また、意外と思われるかもしれませんが、百貨店に設置されているハンガーラックはほぼ、レンタル商品です。
今後は、什器専門のレンタル会社も今後は経営は厳しいですね。

通販に特化した企業が生き残る？
レナウンは通販に特化した企業では無いので、コロナ禍でデパート市場が閉鎖されれば被害は甚大です。コロナ禍以前から百貨店の売上低迷が経営に影響を与えていた事は確かです。これからは実際に商品を手にする買い方より、通販一択になる可能性があり、残念です。

一度、手にする通販システムに。
長持ちする洋服は生地が大事で、実際に手にする事しか、質感は感じる事が出来ませんが、通販業界では、一度手に取って、気に入ったら購入という方式を採っている企業もあり、あのアマゾンでも「プライム・ワードローブ」というまとめて取り寄せ、気に入ったものだけ購入できるシステムを開始しています。
このシステムだと購入しない物は送り返すので、運送業界はお届けと返品も行う事になり、人手不足に拍車が掛かりますね。取り寄せた全ての商品の返品も可能なこのシステムは中小企業には無理なシステムで益々、大企業のひとり勝ちが進みます。百貨店としては、今後、外商の対象範囲を広げた展開が必要かもしれません？

百貨店で購入するのは極上のサービス？
通販業界がどんなに発展しても、一流ブランド品は百貨店やブランドショップで購入したいのではないでしょうか？ブランド品コーナーでの接客を受け、売り手と買い手がお互い納得して購入した後に、きちんとした身なりの店員が深々とお辞儀して感謝の意を表す様が僕は大好きです。商品を買うというより、極上のサービスを買っているのだと思います。そんな百貨店やブランドショップの光景が見れなくなる将来は味気無く思います。奮発して高い洋服を買う時などは通販より百貨店で買いたいですね。
対面販売は無くならないで欲しいです。