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11月19日。世界トイレの日、過度な快適さが事故を招く?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「世界トイレの日」です。

2001年のこの日に、世界トイレ機関が創設され、「世界トイレサミット」が開催されました。その日を記念し、すべての人が安全な水とトイレを利用でき、その状況を持続させることを目的に、2013年に制定されました。トイレにまつわる問題を、世界のみんなで考え、少しでも改善していくために、という願いが込められています。※画像出典:Inclusive World

世界では6億7300万人が屋外で排泄しているとか?それに比べると、恵まれた環境の日本のトイレは豪華すぎるかもしれません?海外に行くと、トイレの扉の下側が大きく空いており、日本人は不安になりますが、きっと防犯上の事でしょうね?日本の便利なトイレに毒された僕は、ウォシュレットが無いトイレには入りたくありません。

過度な快適さが事故を招く?

相次ぐ、プリウスの事故?
車の運転歴が長い人程?
メーカーは工夫を?
自動運転のレベル?
交通・社会システムの再考?
昨日、89歳のドライバーが運転する車が、大阪府大阪狭山市のスーパーマーケット付近で暴走し、男性1人が死亡し、女性2人がけがをした。
ドライバーは「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と過失を認めている様だが、先月も、同じ年齢の89歳のドライバーが埼玉県のスーパーのクリーニング店に突っ込み、女性店員がドクターヘリで運ばれる事件があった。

最近、裁判が結審した池袋暴走事故の飯塚被告の事故当時の年齢は87歳で、いずれの事故も87歳以上という共通の高齢だ。
もうひとつ、これ等の事故に共通する事は、車がトヨタのプリウスである事だ。
高齢者が運転するプリウスの事故は多く、一時は「プリウスロケット」とも揶揄された。
プリウスは燃費の良さから、年齢を問わず、人気があるが、とくに年金生活者の高齢者にとっては、有難い。

車の運転歴が長い人程?
自分はディーラーから車検の代車として、プリウスを借り、運転した事があるが、戸惑ったのはシフトレバーだ。従来のATの様にポジションによって、NかDかは判断出来ず、メーター内での確認しか方法が無い。かなり慎重に運転した覚えがある。

たぶん、車の運転歴が長い人程、プリウスのATシフトレバーには違和感を感じる筈だ。
また、最近の車は快適過ぎて、エンジンが始動している事さえ気づかない事が多いし、プリウスのシフトレバーはまるでゲームのスティックの様で運転という緊張感を感じない。
もちろん、事故を起こしたのは、「踏み間違い」というドライバーの不注意が原因だが、快適すぎる、現在の車も事故原因のひとつだ。
もし、車がガタガタと揺れるディーゼル車だったら、事故にはならなかっただろう?
過度な快適さは眠気や事故を招き危険だ。

メーカーは工夫を?
池袋暴走事故では被告が自身の過失を認めず、車両側のEDRの記録が重要視された。
踏み間違いの問題は、事故の予防として、各メーカー自慢の「ぶつからない車」に期待したいが、ある程度普及している現在でも、事故が起きている。

ぶつからない車は各メーカーが膨大な開発費を掛けているが、国が音頭を取り、日本の自動車メーカー共通の基準を設けて、免許条件や保険の割引にも適用すべきだ。

トヨタに限らず、最新の車を高齢者が運転する際は、車について、熟知する必要がある。
プリウスのATシフト位置に関しては、認識し易い様、メーター内だけでなく、シフトにもポジションが点滅する仕組みが必要かもしれない。

メーカーが高齢者に車を販売する際には、メーカー独自の講習会を設ける必要がある。これから、事故予防の観点からも車は自動運転へと進化しており、自動運転での事故責任を誰が負うのか、気になる点だ。
自動運転のレベルによって、責任は異なり、将来、車を買う場合は自動運転のレベルも重要な判断材料になりそうだ。

自動運転のレベル?
★レベル1(加速・ハンドル操作・ブレーキのいずれかをシステムが行う)の場合の責任
基本はドライバーが運転操作を行い、一部をシステムが運転支援するため、ドライバー主体のシステムであり、事故による責任はドライバーにあると判断されています。

★レベル2(加速・ハンドル操作・ブレーキの複数の操作をシステムが行う)の場合の責任
基本はドライバーが運転操作を行い、加減速操作やハンドル操作など複数の操作をシステムが行うが、運転はドライバー主体のシステムです。事故による責任はドライバーにあると判断されています。

★レベル3(加速・ハンドル操作・ブレーキ全てシステムが行うがドライバー対応も必要)の場合の責任
運転操作がドライバー主体からシステム主体に移行するのがレベル3です。車線変更や分岐なども自動で行うことができますが、システムから要請があればドライバーが対応しなければなりません。2019年現在、事故の責任はドライバーが負うという方針が決まっています。

★レベル4以降はドライバーが全く関与しない
2019年現在、実用化されていない自動運転レベル4以降のシステムは、事故の責任はメーカーの責任とされています。道路環境の影響がある場合は、管轄する自治体の責任となる可能性も考えられます。

参考記事:自動運転中の事故はメーカーの責任?運転者の責任?レベルごとに解説!
グーネットマガジン:https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/drive/44923/

交通・社会システムの再考?
87歳という高齢でも運転する理由は、不自由な身体で移動が大変な事だ。
自分は障害者で、半分車椅子生活だが、駅の階段の登り降りは、一人では不可能。バスに乗りたくても、多くのバスはステップが高すぎて、乗る事が出来ない。家族の運転する車に同乗するか、自分で運転(同乗者あり)するしか移動方法が無い。
安全の為に免許返納を考える高齢ドライバーも増えている様だが、医者に行きたくても車が無いといけないのが現状だ。

高齢者が進んで免許返納出来る様、医師の往診、タクシー券の配布や、社会のバリアフリー化が急務だ。

これからは脱炭素で電気自動車の時代になるが、完全にエンジンが無くなれば、車内は無音に近くなり、外との速度差を感じなくなる。
危険な車を運転している感覚が無くなるのが気がかりだ。
高齢者の事故は他人事では無い。
各メーカーや政府の制作に期待したい。