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02月13日。苗字制定記念日、内視鏡手術がお勧めだ?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「苗字制定記念日」です。

1875年のこの日、明治政府が全ての国民に苗字を名乗ることを義務付けました。日本には、約12万種類以上の苗字が存在するとされており、苗字に最も使用されている漢字は、田んぼの「田」です。

苗字といえば、友人で思い出すのは、千本松君や宇名根口君です。両者共に全国的に珍しい苗字で、それだけで、印象が強く、誰もが忘れる事はありません。因みに、今現在で一番多い苗字は「佐藤」さんで希少な苗字は「左衛門三郎」という苗字の様です。

内視鏡手術がお勧めだ?

今は日帰り手術なのか?
従来の外科手術は地獄?
包帯を引き抜く激痛?
岸田総理が蓄膿(副鼻腔炎)の日帰り手術をした事がニュースになったが、自分も7年程前に副鼻腔炎になり、外科手術をした経験がある。
副鼻腔炎は頭蓋骨の上顎洞(空洞部分)に膿が溜まり、臭くて黄色い鼻水が出たり、頭が重くなったりと何をするにも集中出来ない病気だ。
忙しい総理であれば、一刻も早く治したい病気なので、手術をした事は理解出来る。

驚いたのは、副鼻腔炎の手術が内視鏡による日帰り手術で、行われた事だ。自分が手術を受けた時に、内視鏡手術は存在していたが、当時の埼玉医大では従来通りの地獄の外科手術が行われた。当時は日帰り手術など考えられなかった。

従来の外科手術は地獄?
自分は埼玉の田舎に住んでいるが、手術は街医者から紹介された埼玉医大の口腔外科で外科手術を受けるしか方法が無かった。

術式は上唇の内側を切開して、頬骨に穴を開け、上顎洞の中の膿を掻き出し、細長く切った包帯を丸めて詰め込み、鼻の中に開けた穴から端を出しておくという拷問の様な手術だった。
上顎洞に通じる鼻の中には今でも穴が開いており、通気を良くする事で細菌が繁殖するのを防止するらしい。
この手術は外科手術なので、術後は顔が殴られた様に大きく腫れあがり、鼻からは包帯が覗いている状態だった。病院内の売店に行けば腫れあがった顔をジロジロ見られ、とても恥ずかしい思いをしたものだ。しかし、地獄の始まりは包帯を抜く時だった。

包帯を引き抜く激痛?
上顎洞内に詰められ、鼻の中に開けた穴から出ている包帯を1週間後に、ズズズと引き抜くのだが、傷口を擦る様に包帯を引き抜く為、痛みが半端では無い。
しかも大学病院という事もあり、経験の為、自分もやってみたいと新人の医師が包帯を引き抜こうとする。包帯は長く、約1M近くあるので、祈る思いで我慢したのを覚えている。
副鼻腔炎の外科手術はお勧め出来ない。

手術するなら、最新の内視鏡手術を。

蓄膿(副鼻腔炎)はつらいよ。退院編。

あの忌まわい包帯も鼻の中から無くなった。

退院までは、定期的な診察のみ。あれ以来、B医師の顔はまったく見ないが、ガングロはいつも通り。(あだ名をつけるな)この海の無い土地で、いったいどこで焼いているのか、聞いてやろうと思ったが、武士の情け、やめておく。(使い方が間違っている)

鼻の痛みはまったく無いが、唇が痺れた感じがして、感覚が無い。(一瞬、B医師の仕業か?と疑いをかける)ん、唇?唇っていったいどこまでが唇なのだろう?鼻の下は唇なのか?Wikipediaによると「唇(くちびる、脣)とは、哺乳類の口の回りにある器官である。解剖学的には口唇(こうしん)という。」とある。まあ、上唇だな。(難しく考えるな)その上唇が痺れた感覚で、皮膚はもっこりしている。(顔の骨をカットして、手術したので、手術後にカットした骨で蓋をしてある)

鼻の痺れの原因は?

担当医に聞いてみると、手術の際、上唇を切開して広げるので、顔の神経を圧迫した為だという。「神経には触れていないので大丈夫です。」との事。(失敗じゃないのか?)鼻は痛くないが、ほとんど匂いを感じない。これも神経を圧迫した為なのだろう。(いったい治るのか?)しかし、匂いを感じないと食事がおいしくない。病院食も最後だと言うのに、何を食べてもおいしくない。こうなったら、マックでも何でも食べてやる。(治ってきたら、好き勝手)暇だ。

患者Cさんが入院してきた。

つまらない。新聞ばかり読んでいる。そんな時に、6人部屋のベッドに年配の患者Cさんが入院してくる。この方、どうやら蓄膿副鼻腔炎の手術みたいだ。同じ種の入院だ~。しかし、僕はもう人類へと輪廻転生しているのだ、君とは違う。(死んでいない)へへへ、少し脅かしてやろうか?(質が悪い)手術の経験があるみたいで、全身麻酔の怖さは伝わらない。(くそ、残念だ。ふんどしでも貸してやろうか)

こうなったら、手術の術式の恐怖を植え付けるしかない。そう思い、大げさなジャスチャーで、いかに大変な手術か?を力説する。(性格が悪い)しかし、まだ敵はひるまない。(敵じゃない)今度は、あの包帯引き抜きの儀式の痛さの説明だ。引き抜くのはB医師であると、嘘をつき、更に不安をあおる(罪になる気がする)ゆっくりと1m以上の包帯をズズズズズと引き抜いていく様を、尿道カテーテルを抜いた後の地獄の痛さを、まるでNHKの特別番組の様に臨場感豊かに説明する(受信料払っていないかもしれない)そして、手術後の無様な鼻たれ小僧状態の姿を伝えると、効果があったのか、(効果とは言わない)少し、しょんぼりしてきた。(まずい、やりすぎたかな?)

さすがに気が引けて、フォローしたが、やはり元気が出ていない様子だ。明日は退院。早く明日になって、逃げだしたくなってきた。そして退院の朝、患者Cさんをみると、やはり元気が無い。(罪悪感が身にしみる)頑張って下さい、と声をかけ、(精神病になったらどうするんだ)そそくさと退院して来た。(ごめんね、Cさん)退院後も上唇の痺れは1年以上も続いた。(個人差があると思う)

前に戻る        現状へ続く。

 

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蓄膿(副鼻腔炎)はつらいよ。手術後2。

待ちに待った包帯を引き抜く日。

良かったね。サラ!じゃない、僕の事。(いつもありがとう、サラ)
ようやく、待ちに待った鼻水包帯を抜く日がやってまいりました。(抜きたいけど、痛いからやりたくない)この包帯を鼻の中から、抜くという行為が、なぜ痛いのか?というと、手術によって、鼻の中に開けられた穴を通して、上顎洞の中に詰めてある包帯を引き抜くからだ。包帯を引き抜くという事は、鼻の中に穴をあけられているので、その傷口を舐める様に引き抜かれる訳で、SMの世界で言えば、究極の?(学が無いので、後が続かない)つまり、痛いのだ。(?)

手術をしたのは、口腔外科。

手術をしたのは口腔外科なんで、歯医者さんでお馴染みのあの椅子に座らされる。(いつ、座っても緊張する)周りに担当のA医師。次に見たことが無いB医師。そして看護婦さん。(ちょっとガングロ。看護婦さんがガングロだとなぜか不安)さあ、儀式が始まる緊張の瞬間だが、なにやらA医師がB医師に手順を説明している。



B医師は、中年に見えるが、この蓄膿(副鼻腔炎)の手術に関しては初めてらしく、彼にとって、僕は絶好の餌食、いやサンプル患者なのだ。まず、A医師が鼻から出ている包帯をつまみ、ゆっくりと、ひっぱり始める。ズズズ、痛い。A医師「痛いですか~?」僕は、この痛みが早く終わって欲しいので、我慢して、「大丈夫です」と答えた。誰でも嫌な事があるとその後のいい事を思い浮かべて、我慢するでしょ。正にそれです。これが終わったら、素敵なビーチでおいしい食事を。(妄想が過ぎる)A医師は包帯をゆっくり引っ張っているが、どうも、引っ張る向きによって、痛さが変わる。

B医師へのバトンタッチが不安だ!

だんだんと、痛みが和らいできた所で今度はB医師にバトンタッチだ。(嫌な予感がする。患者は拒否できないのか)B医師がいきなり、速度を速めて、抜き始める。ズズズズズズズズズ。(もう、永遠にズを書きたい)思わず、いや、わざと敵意を込めて「先生、痛った~~い」と言ってやった。彼の医師としてのプライドなど気にしない。キャリアなんて関係ない!ガングロの前で見せしめだ~。もう、全否定!その声に思わずB医師はビクッ、として凍り付き、目が泳いでいる。すかさずA医師が、こうやって、ゆっくりと。そう説明して、またB医師だ。今度はゆっくりと抜いていくので、それ程痛みはない。しかし、長い、包帯が長いのだ。優に1m以上はあるのだと思う。(わかめや昆布じゃないんだ)やっと包帯が引き抜き終わり、鼻の中を診察して、終了。ああ、退院までもう少しだが、なんだか唇の感覚が無いぞ。

 

前に戻る        退院編に続く。

 

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蓄膿(副鼻腔炎)はつらいよ。手術後。

せっかく、同じ蓄膿の人に出会ったのに。

同じ種の人類に出会えて、(前編を読まないと理解出来ない)感動していたのも束の間、もう一人の種は遠い宇宙へと旅立ってしまった。寂しい。(ただの退院)食欲もあり、顔の腫れも痛みは感じない。(本当に手術後に痛みは感じていない)

ただ、一つだけ、物凄く痛い事がある。例の尿道カテーテルを外したのはいいが、たぶん、尿道に傷があるのだろう、小さい方(おしっこ)をすると、その傷に滲みて痛いのだ。(飛び上がる)この痛みが2~3日続く。水を飲みたくない。極力我慢するが、それも限界、トイレに駆け込んでも痛くて、つま先立ちになる。(マイケルジャクソンじゃないんだ。)皆、そうなのだろうか?看護婦さんの言う事を聞かず、すぐカテーテルを抜いたから、こうなったのか?(ざまあ見ろ)それとも、高齢の看護婦さんが、何か物体を仕込んだのか?(考えすぎ)それ以外は快適で、楽しみなのは毎日の食事くらい。(まるで刑務所、献立が楽しみ)

入院生活も1週間位経つと、そろそろ顔の腫れも引いてきて、行動範囲も広がり、売店へも堂々と行ける様に。(もう、はずかしくない)ここまでくると、もうすぐ、鼻の中に詰めた包帯を抜く治療が待っているが、これが、相当痛いらしい。(手術前に担当医が説明していた)そうだ、ここで手術内容を説明しておこう。

蓄膿(副鼻腔炎)の手術内容。

病院によって、手術方法は異なると思うが、僕がお世話になった大学の総合病院では、昔ながらの方法。(局部麻酔で鉗子を使った方法もあるらしい)上唇を切って、顔の骨に穴を空け、(恐ろしい)上顎洞の膿をすべて掻き出し、詰まっている方の鼻の中に穴を空ける。(穴を空けるのは、通気性を良くする為らしい)ただ、穴を空けて、放っておくと、ふさがってしまうでしょ。だから、その穴に細長い包帯を通しておくんですね。それで、上顎洞に詰めた包帯が鼻の穴を通って、鼻の外に出てきているんです。(鼻垂れ小僧状態はこれが原因)

入院生活も快適に過ごし、お風呂に入る許可も出て、いよいよ、包帯を抜く日がやってきました。包帯を抜くって事は、上顎洞に詰めた長~い包帯を鼻の中から、引き抜く事になります。(痛いから拒否したい)

 

前に戻る        手術後2へ続く。

 

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