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04月30日。トランジスタテレビ発売日、F1の改革は成功するか?





おはようございます。

今朝のアレクサの「今日は何の日?」

今日は「ソニーのトランジスタテレビ発売日」です。

1960年の今日、世界ではじめて、ソニーがトランジスタテレビを発売しました。画面の大きさは8インチで、それまでの真空管を利用したものと比べ、小型で軽量、消費電力も少ないという利点があります。また、当時の大学卒初任給の平均が約13000円だったこの時代、トランジスタテレビの価格は69800円でした。

ソニーは日本が誇る世界的ブランドであり、日本のAppleだと思っています。米国にいくつもの革新的技術を横取りされていなければ、間違いなく世界一のブランドになっていた筈です。「IT’S A SONY」

F1の改革は成功するか?

GPフォーマットの変更?
角田、やるじゃん?
事実上2レース開催に?
レース結果と課題?
今年こそC.ルクレールの手に?
決勝前にお腹いっぱいだ?
F1の金曜日と言えば、フリー走行1と2が行われ、各チームがシュミレーターで得たセッティングが正しいか確認し修正する日であり、土曜のフリー走行で予選に向けてセッティングを決定するというのがこれまでの流れだった。

しかし、アゼルバイジャンGPから予選のフォーマット変更が行われ、金曜日はフリー走行1だけで、その日に予選というぶっつけ本番の方向に変わってしまった。

FIAとしては、ファンの為、コース上で常にマシンが走っている方が良いと考え、フォーマット変更した様だが、ドライバーとメカニックは大変だ。
特にアゼルバイジャンGPはクラッシュが多い事で有名な事もあり、赤旗が出れば、予選のタイムなど出せなくなってしまう。

解説の津川氏によると、ほぼシュミレーターだけでセッティングしなければならない今回のフォーマット変更で有利になるのは、今どきの若いドライバーだと言う。
ゲーム感覚で実戦よりもシュミレーターでセッティング出来るドライバーや、優れたシュミレーターを所有するチームが今後は勝利する様になると言われている。

角田、やるじゃん?
金曜日の予選の結果は、1位:C.ルクレール(フェラーリ)・2位:M.フェルスタッペン(レッドブル)・3位:S.ペレス(レッドブル)というトップ3になり、自分が推しているアロンソは6位に終わった。C.ルクレールは3年連続のPPでフェラーリの巻き返しが期待されている。

フォーマット変更により、不調のマクラーレンのL.ノリスは7位に食い込み、O.ピアストリもトップ10内に入る事が出来た。

そして、驚く事にアルファタウリに乗る日本人ドライバー、角田裕毅がなんとQ3進出で8位に食い込んだ。
チーフ・レースエンジニアも期待していなかったQ3進出を果たす活躍を見せた角田裕毅は、「マシンのパフォーマンスを最大限に発揮できた」と語っており、開幕以来、チームメイト(N.デ・フリース)に1回も予選で負けない記録を更新中だ。
今シーズンは、角田の堅実な走りが評価されており、上位チームへの移籍の噂されるまでになった。やるじゃん、角田裕毅。

事実上2レース開催に?
フォーマット変更で土曜日のシュートアウトとレースが行われ、事実上1GPで2レースとなるが、決勝レースのグリッドにはは影響を与えない。
スプリントは約100kmの短い距離で行われ、アゼルバイジャンGPでは17周という事だ。
2023年シーズンのスプリントレースの開催は6戦になり、
第4戦 アゼルバイジャングランプリ
第10戦 オーストリアグランプリ
第13戦 ベルギーグランプリ
第18戦 カタールグランプリ
第19戦 アメリカグランプリ
第21戦 サンパウログランプリ
が対象GPだ。

レース結果と課題?
昨日、予選と決勝が1日で行われたスプリントレースは、優勝がレッドブルのS.ペレス・2位がフェラーリのC.ルクレール・3位がレッドブルの M.フェルスタッペンという結果だった。
残念ながらアロンソはDRSが機能せず、6位という結果だった。

日本の角田の走りが期待されていたが、1周目にクラッシュしてリタイアに終わってしい残念だ。

アゼルバイジャンGPは市街地コースでクラッシュが多く、赤旗が出るのが多いサーキットだ。
今回も予選で赤旗が出て、タイムが出せずに終わるドライバー達は不満を漏らしていた。
自分がタイムアタックしている時に赤旗が出れば、タイムの計測は行われくなる。
角田が予選アタックしている時にクルーから「赤旗が出た」と知らされた時には、大声で「NO!」と叫んでいたのが印象的だった。

FIAが観客を喜ばせる為に本選とは別にスプリントレースを行う決定をしたが、観客は正々堂々、フェアなレースを観たいのだ。
クラッシュの多いアゼルバイジャンGPの様なコースでスプリントレースをすれば、予選で全てのドライバーがタイムを出せない事が明らかだ。
今後はクラッシュの少ないコースでスプリントレースを開催すべきだ。

今年こそC.ルクレールの手に?
気になるスプリントレースのポイントだが、上位8名にポイントが加算される。
1位に8ポイント加算され、以下は順位ひとつごとに1ポイントずつ下がっていく仕組みだ。
これにより、motorsports.comによるとスプリントレース後の上位10名のポイントランキングは、1位:M.フェルスタッペン 75P・2位:S.ペレス 62P・3位:F.アロンソ 48P・4位:L.ハミルトン 40P・5位:C.サインツjr 24P・6位:J.ラッセル 23P・7位:L.ストロール 21P・8位:C.ルクレール 13P・9位:L.ノリス 8P・10位:N.ヒュルケンベルグ 6Pとなった。

スプリントレースでも上位8名のドライバーとチームにポイントが与えらる事でワールドチャンピオンとコンストラクターズに大きな影響を与えそうだ。

フェラーリのルクレールは2022年にチャンピオンになれた筈だが、チームの戦略ミスで優勝を何回も見逃している。
個人的には、今年こそフェラーリのC.ルクレールがワールドチャンピオンになる姿が観てみたい。

決勝前にお腹いっぱいだ?
F1アゼルバイジャンGPの本決勝は今日だが、スプリントレースで既に自分はお腹いっぱいだ。
高いチケット代を払い、生のF1を観る人にとっては「1GPで2度レースが美味しい」グリコの様だ。

しかし、本選前のスプリントレースは、ドライバーやメカニックにとってはリスクでしかない。
本決勝前のスプリントレースで大クラッシュすれば、メカニックは徹夜しても間に合わない可能性もある。赤旗が出やすいコースでは、ドライバーの予選アタックに問題が出ている。
F1の改革は成功すのだろうか?