おはようございます。
今朝のアレクサの「今日は何の日?」
牛肉製品の製造、販売を行う有限会社十勝スロウフードにより、牛とろの「ぎゅう」を9、「と」を10、「ろ」を6と読む語呂合わせにちなみ、2018年に制定されました。「牛とろ」を多くの人に食べてもらい、そのおいしさを知ってもらうことが目的です。1997年に誕生した「牛トロフレーク」は、凍ったまま温かいご飯にかけて「牛とろ丼」にするなど様々な料理に活用できます。
企業の案件記念日ですね。牛トロ自体、食べた事がありませんが、yahooショッピングや楽天では「牛トロフレーク」が販売されており、少し興味があります。一度、買ってみたい?
脱炭素の背後には中国が?
水素燃料自動車の心配?
欧州が水素エンジン開発?
Well to Wheelとは?
世界的な脱炭素、CO2削減の流れで自動車業界は、電気自動車への流れが止まらない。自動車が内燃機機関から電気に移行する事で特をするのは、内燃機機関を作る事が出来ない中国だ。
新たな産業革命とも言える電気自動車は、中国にすれば、世界の自動車メーカーとスタートラインが同じになり、中国の自動車産業を発展させる願ってもないチャンスだ。
環境少女のグレタ氏も背後に中国の影がチラついており、脱炭素は、中国の思惑が絡んでいる事は確かだろう。
水素燃料自動車の心配?
日本では、日産自動車が電気自動車で一歩リードしており、今や軽自動車も電気自動車の時代になりつつある。しかし、世界のトヨタの豊田社長は、電気自動車は部品点数も少なく、今迄内燃機機関でトヨタに貢献した下請け自動車産業全体への影響が多きいと、内燃機機関を活かせる水素燃料自動車を推進し、レースも行ってきた。
電気自動車は未だ急速充電設備が整備されておらず、電気自動車王国の欧米でも充電待ちする車が列をなして問題になっている。
しかし、トヨタの水素燃料自動車であるミライを購入したらもっと大変だ。エネオスを中心に水素ステーションが扱われているが、調べると、東京都で22ヶ所、埼玉県で11ヶ所、千葉県で5ヶ所、群馬県では何と1ヶ所しか存在しない。
常に水素ステーションの場所を心配する必要があり、正直、現状ではトヨタミライで遠出する気にはなれない。
欧州が水素エンジン開発?
欧州は電気自動車で一歩リードしているが、ここに来て水素燃料エンジン開発に力を入れている様だ。WtW(Well to Wheel)で考えると「水素パワートレーンはEVよりもCO2排出量が低くなる可能性がある」というのがその理由だが、本音は、内燃機エンジン廃止で自動車産業全体が衰退するのを防ぎ、雇用を確保する目的があるのではないか?
◆EV重視の欧州、水素エンジン真っ盛りの不思議◆
欧州自動車関連メーカーが、不思議なことに水素エンジンの開発にこぞって力を注ぎ始めた。「電気自動車(EV)一辺倒」に思える欧州の自動車戦略の裏で、虎視眈々(たんたん)と水素(H2)の競争優位を構築しようとするしたたかな戦略が透けてみえる。日本ではトヨタ自動車が方針転換し、水素エンジン開発にかじを切る。くしくも欧州と軌を一にするが、孤軍奮闘の感は否めない。
2021年4月末に開催されたパワートレーン国際会議「42nd International Vienna Motor Symposium(ウィーン・モーター・シンポジウム)」。欧州自動車関連メーカーが水素エンジン技術を続々と発表した。
ドイツのDaimler(ダイムラー)やBosch(ボッシュ)など大手メーカーに加えて、欧州の技術戦略に影響力がある大手エンジニアリング会社のオーストリアAVLやドイツFEV、同IAVなどが最新の水素エンジン技術を披露した。
例えばIAVは、EVとディーゼルエンジン、水素エンジン、燃料電池車(FCEV)の4種類のパワートレーンを比較し、30年想定のドイツの電力構成において、水素エンジンが脱炭素に向けた有力な選択肢になると試算した1)。
燃料製造段階と走行段階で合計したWtW(ウェル・ツー・ホイール、1次エネルギーから車輪まで)の二酸化炭素(CO2)排出量は、水素エンジンとFCEVといった「水素燃料車」がEVに比べて少なくなると解析する。さらに総保有コスト(TCO)の観点で、乗用車ではFCEVと水素エンジンが同等、小型商用車では水素エンジンに分があると計算した。
IAV Senior Vice President Advanced Development PowertrainのMarc Sens氏は「WtWで考えると、水素パワートレーンはEVよりもCO2排出量が低くなる可能性がある」と主張する。
FEVは、水素エンジンの課題である窒素酸化物(NOx)排出量を十分に抑えられるとの解析結果を発表2)。AVLは大型トラックにおいて水素エンジンがディーゼルエンジンの代替となり得ることを示した3)。
IAVやFEV、AVLは大手自動車メーカーの研究受託を多く手掛け、その方向性に大きな影響を与える。3社が水素エンジンの優位性をアピールするのは、欧州自動車メーカーの技術戦略において、水素エンジンがEVと並ぶ「切り札」に昇格していることを示唆する。
日経XTECH:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/060700814/
Well to Wheelとは?
「自動車からのCO2 排出には、Tank to Wheel とWell to Wheelという二つの考え方がある。Tank to Wheel は自動車の燃料タンクからタイヤを駆動するまで、一方Well to Wheelは、油田からタイヤを駆動するまでという意味である。
すなわち、Tank to Wheel は、すでに燃料タンクに燃料が入っている状態から、走行時にどれだけCO2 を排出するかということである。電気自動車であれば、電池に電気がためられた状態から、また、燃料電池車であれば、水素ボンベに水素がためられている状態から走行時にどれだけのCO2 を排出するかを問題にすることである。
一方、Well to Wheel は、走行時のCO2 を考えるTank to Wheel に加えて、燃料をタンクに入れるまでのCO2 の排出(これをWell to Tankという)をも考えることである。例えば、油田から原油を採掘して、それをガソリンや軽油に精製する時に排出されるCO2 を走行時のCO2 に加えて考えるものである。電気自動車であれば、発電して、その電気を電池にためその電気で走行した時のCO2の排出量である。燃料電池車であれば、水素を製造して、その水素で走行した時のCO2 の排出量である。図1 に、2017年の自動車技術会春季大会・フォーラムでのトヨタ自動車の友田晃利氏の図面を引用している。注目してほしいのは、一般の自動車・ハイブリッド車(HEV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)は走行時にCO2 を排出する。一方、電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)は、走行時にはCO2排出がゼロであり、よく、「ゼロエミッション車」と呼ばれる。これは、Tank to Wheel で考えると、真実であり、燃料電池車は「水」しか出ないし、電気自動車に至っては、「水」すら出ない。要するに「ゼロエミッション車」である。これをもって、CO2 は一切出ていないと結論づけるのは大間違いである!というのがWell to Wheel の見方である。電気自動車の場合、電気を作る手段が原油・石炭・天然ガスの燃焼によるものであれば、発電時にCO2 が発生しているのである。また、燃料電池車の燃料である水素を水の電気分解で作る限り、同様に電気を作る際にCO2 が出ているのである。」
日本機械学会誌:https://www.jsme.or.jp/kaisi/1188-47/
自動車産業全体の事を考え、他社と一緒に世界をリードしようという豊田社長の判断は素晴らしい。
欧州が水素エンジン開発に躍起になってるが、世界的に一歩リードしてるのはトヨタだ。
しかし、政府は電気自動車を推進しており、消費者はどちらを選ぶべきなのか?
今さら水素燃料自動車と言われても?