痔かな?と思ったらこれを読んで欲しい。(いよいよ手術)

会社で係長が痔の事を言いふらしているのではないか?心の中で不安に思いながらも、とうとう手術の日がやってきた。待合室でドキドキしながら順番を待つ。「〇〇さ~ん、どうぞ。」僕の番だ。手術というと、担架に乗って、手術台に載せられるイメージがあるが、そんな大げさな事ではなかった。

いよいよ手術だ。

術前にまわりの剃毛をし(今では感染症の危険がある為、術前の剃毛はしないらしい)局部麻酔をされ、先生が「メス」と看護婦に声をかける、いよいよ始まるぞ。(痛いのか心配だ)思わず、どんなメスなのか、チラッと見てみると、想像していたTVドラマで見る様なメスでは無く、カッターの刃の様なメスだった。(今でもよく覚えている)痛みは無いが、痔核を切り取る為に何か、引っ張って切り取っている様な感覚がある。(内痔核がひっぱりだされている感覚)手術時間は、たぶん30分位だったと思う。

無事に手術が終了し、座薬が入れられ、お尻はガーゼで塞がれた状態でその日は帰宅したが、とにかく、横になって安静にしていた。(アルコールはもちろん厳禁、運動、お風呂もダメ)翌日、また病院へ行って経過を診察してもらうと、順調という事で一安心。痛み止めを飲んでいるせいか、お尻がムズムズするが、痛みという程では無い。しかし、この安心が良くなかった。食欲が出て、いつもの食生活をしてしまった。下剤を飲んでいる事もあり、夜になって、便意を感じてきて、トイレに行ったが、便をしようと思った途端、飛び上がった。



痛くて、便が出せない。

痛くて、痛くて、便が引っ込んでしまった。便が手術した傷口を通るので、それが痛むのだ。(本当に痛い)トイレに行っては、便が出せない状態が何回か続き、ついに意を決して、便を出したが、その時の痛みは一生忘れられない。(今では良い方法があるのだろうか)傷口が脈打つ感覚とムズムズした痛みに耐えながら、思わず、風呂場へ走って、シャワーで傷口を洗った。

翌日、また病院へ行って、その事を先生に話すと、「あっ、便出た?よかった、よかった。じゃ、浣腸しなくて大丈夫だね」と僕に言う。そうか、自分で出せない人は浣腸するんだ。(術後の排便が一番大変)その後も数回病院へ通い1週間位すると、排便時の痛みは無くなってきて、さあ、出社の日だ。

やはり係長は口が軽かった。

いつもの様に事務所に「おはようございま~す」と入っていくと、皆、ニヤニヤしている。何をニヤニヤしているんだろう?と思っていると、一番年配の先輩が「痔持ちだったんだって~」と僕に聞いてくる。やられた~、係長だ。(口が軽いな~)係長を見ると、「フフフ、フフフ、言っちゃったよ~。」全員、大爆笑!こうなったら開き直りだ。当分、デスクワークだ!

手術後から現在。

こんな感じで痔の手術が終了し、現在までいぼ痔の再発を繰り返しては、何とか凌いでいます。これも一生の付き合いになりそうです。痔の手術事体は局部麻酔をするので、痛くないのですが、その後のケアが重要です。手術をすると、車の運転や激しい動きは出来ないので、家族、会社の協力も必要です。今では、手術自体の割合は減っていると思いますが、担当医と良く相談して、手術を決定してください。現在では、もっと患者に負担の無い術式があるかもしれません。(このブログは手術の不安を煽るものではありません。)

数年前にもいぼ痔の再発で苦しみ、総合病院へ行きましたが、その時も先生から手術が必要だといわれました。ですが、前のトラウマがあるので、手術はもう嫌だなと思い生活習慣の改善とちょっとした運動の継続で、2週間程でいぼ痔は引っ込みました。(痔核は残っていると思う)日頃の食生活と運動がやっぱり必要なんですね。

前に戻る

 

どうしても、仕事を休めない。手術はしたいが、それまで何とかしたい。
そんな貴方へ。自分でできる、脱肛防止(デ・ナイス)