脳梗塞の後遺症は大変だ?
早いもので、脳梗塞の後遺症で左片麻痺になり、リハビリ病院を退院してから2年が経過しました。毎日のリハビリ生活は大変で、正直、疲れ切っています。
身体の状況?
僕の場合は左半身麻痺でしたが、療法士さんの指導のおかげで、腕・手はほぼ完全に使える様になりましたが、握力はかなり弱くなりました。袋ラーメンを空けるのにも苦労しています。
左脚は足首から先が全廃で、人差し指は常に内側に巻き込んだ状態です。内反尖足の症状が強い為、装具が無ければ、一歩も歩く事は出来ません。転倒した際に、痙縮症状が出ると、立ち上がる事も出来ないので、一人での外出はしていません。
不思議に思うのは麻痺側の陰嚢を掻くと左脚先に刺激を感じ、痙縮状態になる事です。(男性だけなのか?)夏場などは痒くなる事もあるので、つい、掻いてしまいますが、その度に脚が突っ張り、痛みがあります。神経がつながっている事の証明だと思いますが、とても不快な事で気になります。人体って、不思議です?
実生活で困る事?
●2年間、湯舟に入っていない?
常に装具を必要とする生活で困る事は入浴です。装具が無ければ、一歩も歩けないので、湯舟には2年間、入っていません。万一、出れなくなったら大変ですからね。一度でいいからゆっくりと湯舟に入りたいものっです。
●左脚の激痛?
ストレッチとして、伸びをすると、痙縮状態になり、左脚がかなり痛みます。椅子に座って、背筋を伸ばしても、同様に痙縮状態になります。また、足の裏が”つる”事が多く、夜中の就寝中に発症する事も度々です。
●気がつくと左手を使っていない?
日常生活で顔を洗ったり、軽い作業をする時に意識して左手を使わないと、左手は曲げた状態のままです。やはり身体の悪い部分は使わない様、無意識に身体が反応するのですね?意識的に左手を使う様にしていますが、こうやってキーボード操作出来るだけで幸せなのかもしれません?
●声が出にくい?
退院時は然程、感じなかった事ですが、最近、声が出にくくなりました。日中、家族はおらず、ほぼ、独居生活の僕は会話する機会も少なく、それが原因かもしれません?歌などは全く声が出なくなりました。人と話す事の大事さを痛感しています。
●床に座る事が困難に?
畳みの上であぐらをかく事が出来ません。内反尖足の症状の無い人は大丈夫かと思いますが、僕の場合は、床に座ってしまうと、指導通りに立ち上がろうとしても膝から先が棒の様に突っ張ってしまい、立ち上がる事は困難です。また、麻痺側の足は痛みを敏感に感じ取るので、硬い床では、膝立ちも痛くて出来ません。
状態キープが鍵?
くも膜下出血発症から2年が経過しても改善は望めません。リハビリ病院から退院した際の状態をキープする事しか出来ないのが現実です。もし、貴方が脳梗塞になり、リハビリをしているとしたら、内反尖足の有無で状態の改善が望めるか?が決まります。入院時、同じ脳梗塞の方でも内反尖足では無い方は余裕で階段も杖を使い昇降していましたから。尚、脳梗塞後遺症での内反尖足の治療法は今の所、無い様です。
不安思ったらMRI診断を?
脳梗塞で倒れる数か月前に左手に軽い痺れを感じ、総合病院へ行きましたが、その際は特に何も指摘されませんでした。もしあの時に自分の意志でMRIの検査を要望していたら、早期に治療が出来ていたかもしれません?現在では脳専門のMRI診断をする医療機関も増え、MRI診断のハードルが下がっています。もし、不安があるなら、医師に指示されなくてもMRI診断をする事をお薦めします。