浦和高校受験と高校生活」カテゴリーアーカイブ

県立浦和高校受験の併願校について。

息子が浦和高校を目指す事で、受験の際、併願校をどうするか?
悩みましたよ。家族会議もしました。悩みますね、皆さんの参考になれば。

我が家で併願校で候補に上がったのは

①私立 川越東高校。(男子校)
②板橋の私立城北高校。(男子校、埼玉では無い)

私立 川越東高校について。

http://www.kawagoehigashi.ed.jp/

埼玉で偏差値が70近辺の学校を探しますが、私立でもこの偏差値の学校は少ないのです。
滑り止めの定番は偏差値60代の私立川越東高校。

家族で説明会に行きましたが、この学校は部活がやりたい子が行くには最高の学校だと思います。

校庭は人口芝にスプリンクラー、運動部に入るなら最高の環境が揃っています。

体験部活では野球希望の子が多かった様です。

雰囲気はとても良く、校長先生のお話しは熱心さが伝わります。

事前の面談、相談で理数科合格は大丈夫な事を言われました(はっきり「確約」とは言わない)が、2度目の相談ではなんと、息子の成績を見て早稲田本庄を薦められました。(合格しても、どうせ入学しないと思われたのか?)

よく言われる事ですが学校は決して「確約」という言葉は使いません。試験当日の成績が悪ければ当然、不合格になります。

面談で話していると、教師の子供で早稲田に通っている子は多いそうです。

親としては早稲田でもいいと思っていましたが、本人の意思は固く、浦和一本で行きたいとの事。

早稲田を受験すると、迷ってしまうというのが理由の様です。

当の本人、息子はこの学校にあまり気乗りしていません。

本人に理由を聞くと、

●偏差値70以上の学校に行きたい。
●部活に興味無い。
●バスに並ぶのが嫌。
●田舎すぎる。(周辺は畑だけ、陸の孤島と言われるだけあります。)
●質の高い勉強がしたい。

結局、あまり気乗りはしませんが、すべ選り止めとして一応受験する事に。

埼玉の高校で川越高校クラスの私立って無いんですよね。

皆、選択に困ると思います。

栄東高校がありますが、ここは校内の塾に入る事が前提で、料金も授業料位するので高いです。

どこか滑り止めで抑えておかなくてはならず、確実な川越東高校を特待生で受験しましたが、これはダメでした。

結果は理数科合格でした。(でも親としては一安心)

授業料免除の特待生受験は人気があり、受験するのは早慶が受かるレベルの子達。腕試しの意味もあるので、受かる確率は低いと思います。

早慶が受かれば、皆そちらに入学するので枠に対して入学する生徒は少ないんです。

親の目線ですが、良い進学校というのは「先生の質が違う」と思いました。

浦和高校で実力の無い先生は生徒に負けてしまいますからね。
だから、教師の方々は卒業生が多いし、常に勉強している様です。

私立城北学園(男子校)について。

https://www.johoku.ac.jp/

埼玉にも城北高校があります。
昔は姉妹校だったみたいですが今は関係ない様です。

偏差値は板橋の城北学園の方が上(70越)です。

映画「帝一の國」のモデル校の噂もありました。

この説明会で感じた事は「勉強に力をいれている」という事です。
目指すのはもちろん「東大」で合格者数も増えている印象でした。

校舎は廊下が広く明るい印象です。
校庭も都内にしては広々としています。
学校としての伝統もあります。
親子共に「好印象の学校」でした。

ここは中高一貫校で、実は小学校時代の友達が入学しています。
高校から入学するのはハンデがありますが、息子は気に入った様です。

通学も浦和に通うより短時間で済みます。

浦和高校に入学してクラスメイトに聞いた所、この城北高校を受験した子が数名いた様です。

受験の結果は合格でした。

北辰テストの合格率、そのままの結果です。
北辰で大丈夫なら合格すると思います。

友達と一緒に通学出来るのも大きな利点です。
あとは、浦和の結果次第ですが、城北学園も気に入った様でした。

高校生活の貴重な3年間。
気にいった学校に行けるという事は幸せな事です。

高校入学の為に埼玉県に引っ越すなら

埼玉県の公立進学校へ行かせたい。

埼玉県へ引っ越しを検討中で、ご子息を浦和高校、川越高校へ入学させたいと思っているご両親へ。

文教地区がいいと思いがちですが、その必要はありません。

勉強の事を気にせず、家族の求める環境の場所に引っ越すべきです。

確かに文教地区は教育の質が高く、生徒の学力も高いですが、それ故「学力の篩」にかかりやすいのも事実です。

周りのお子さんの学力が高いので、ご自分のお子さんの学力が埋もれてしまう可能性があるのです。

結果、成績も振るわず、内申も良くない事になります。

我が家は埼玉でも田舎の地区ですが、中学の卒業生は頑張って川越高校という位置づけ。
でも文教地区でない分、競争相手が少なく、成績も一時期、オール5を獲る事が出来ました。
真面目な性格なので内申も良い評価を頂きました。

有名進学校の近くは、皆、目指す高校が一緒なので、競争が厳しいという事を覚えておいてください。

浦和高校の公開授業には近所の小学生も訪れます。

競争相手の多い文教地区より、地方の学校の方がメリットもあるんです。

良い内申が欲しいだけなら、中学はどんな学校だっていいんです。

中学で学年トップの成績だった我が家の息子は浦校入学当時、学力テストではほぼ下位グループでしたが、努力の甲斐あり、現在は上位3分の1に入っています。

浦和高校に入学すると、クラスに天才がいる事にびっくりするでしょう。駿台模試、全国1位の子もいます。

入学してからが大変です。慌てず、自分のペースで学力アップに努めて下さい。

我が家の息子は朝は始発、夜は最終なんて事はザラです。

基本的に学校は24時間営業です。

5月のGWは毎日学校、休んでいると置いていかれるので皆、必死です。
勉強、宿題の為に泊まる生徒もいます。

今からお子さんの体力造りも忘れずに。

今年、息子は浦高の2年生。早いものです。

全国公立高校 東京大学 平成累計合格者数ランキング

1位 浦和高校 1069名
2位 千葉高校 996名
3位 岡崎高校 949名
4位 土浦第一高校 802名
5位 旭丘高校 782名
6位 西高校 632名
7位 熊本高校 584名
8位 日比谷高校 555名
9位 宇都宮高校 548名
10位 湘南高校 536名

見事、公立高校で東大進学率1位の座に復活した埼玉県立浦和高校。

今年、息子は浦高の2年生。早いものです。

ここでは、埼玉の片田舎に暮らす息子が偏差値74、県内トップの公立高校に合格するまでを書きたいと思います。

埼玉県立浦和高校を目指している、中学生の皆さんや、親御さんの参考になれば幸いです。

小学校時代。

息子の小学校時代は特に頭が良いという訳ではありませんでしたが、親の希望 (英語はそもそも親が苦手) で英語を習わせていました。

TVCMでもお馴染みのECCです。只、ECCの英会話は「楽しく学ぶ事」がモットーなので、即将来の受験に繋がる事はありません。(先生は一般の方で、契約で運営しています。ですから先生によって教える方向も多少違ってきます。基本のカリキュラムは決まっています。)

ECCを習わせて良かった事は英検で3級まで取得出来た事です。只、ECCのカリキュラムに英検対策は無いと思います。(近所にたまたま、ECCがあったので通わせました。)
英検は努力が認められ、先生に薦められて受験したのですが、頑張って小学校の内に3級まで取得出来た事は彼にとって、大きな自信になった様です。

親は単語カードを作ったり、苦手な項目の問題をネットで探してやらせたりした位です。単語を覚える事は決して無駄にならないので、大変ですが、単語カードを作ってあげて下さい。

息子が英検に合格した事で周りが刺激され、どの親御さんも英検合格を目指す様になりましたが、やはり他人が一歩リードすると、焦るものです。

習い事は空手とECCのみです。
本人が疲れたり、飽きない程度の習い事でいいと思います。

私立中学は良く考えて。

中学に進級する際、頭の良い子は私立中学を受験し、中高一貫校へ進む友人もいましたが、安易に考えない方が良いです。

一部の有名進学私立校を除けば、私立の中高一貫校は生徒不足で「広き門」だという事。

ですから、思ったより簡単に入学出来ても、途中で進級出来ない事もあるという事は肝に銘じるべきです。

実際、息子の小学校時代の友人が中学3年に進級できず、学校を追われ、一般の公立中学へ編入してきました。

ある程度名のある学校でも進級出来なければ、意味がありません。実際、私立中学への進級は本人より親の満足感の方が大きいと思います。

中学時代、塾に行き始めた。

中学に入り、高校受験を見越して、中堅の塾に行き始めました。
ここではまだ近所の高校に入学出来れば良いくらいにしか考えていません。

塾は一流の塾に行く必要は無いと思います。

どこでも最初は自分のレベルにあったクラスの授業から始まります。

後は先生の判断で努力が認められれば、上のクラスへ移動になるので大丈夫です。

塾では、生徒同士で競争させる事を考えています。

塾に通う中で、「上のクラスに行きたいと思う気持ち」が一番大事なのです。

中学に入っても気を抜かず、内申に影響するので、成績はオール5を獲る気持ちで勉強しましょう。
中学1、2年の成績が後々重要になります。

公開授業を見に行こう。

中学2年になり浦校で公開授業をしている事を知り、親子3人で参観に行きました。

注:公開授業を参観するには事前の申し込みが必要です。

この公開授業後に息子は「絶対、この学校へ行きたい」そう、思った様です。

授業風景は高校というより、大学の様で、皆、自由な体制で授業を真剣に聞いています。

授業中、他の事をしている生徒も居ますが、そこは浦校、「すべて自己責任」ですから。

授業を聞いていなくても、内容が理解出来て、テストが合格ラインにあれば何の問題もありません。
浦和近辺は文教地区なので、近所の小学生も親御さんと一緒に参観に来ます。

小学生です。これにはびっくりしました。もう、競争が始まっているのです。

公開授業を参観した後、息子は参観の日に頂いた、校内案内図を自分の勉強机の前に貼り、浦校に対し、憧れと目標を持つ様になりました。

この目標を持った事が一番の収穫でした。


授業参観後は浦校一本、目標はブレず、中学の担任にも他は眼中に無いと自分を追い込んで
いた様です。
ぜひ、土曜の公開授業を参観し、お子さん
に目標を持たせてあげて下さい。