おはようございます。
今朝のアレクサの「今日は何の日?」
1937年のこの日にイギリスの公共放送局であるBBCで初めての料理番組『夕べの料理』の放送が始まったことにちなんで制定されました。第1回目はオムレツの作り方が紹介されました。この日に出演したマルセル・ブールスタンは世界で初めてテレビに出た料理人として知られています。
子供の頃、料理バラエティーで、カナダ放送協会(CBC)で放送されたテレビ番組で、「世界の料理ショー」に釘付けになって、見ていました。包丁捌きは勿論、ジョークの面白さに日本のお堅い料理番組とは違うな~と思っていました。なあ、スティーブ?
ガソリンはエコだった?
過去、ガソリンは原油精製の副産物であり、当初は川などに流して廃棄されていたという。その後、ダイムラーなどが自動車用燃料としてガソリンに着目し、さらにフォードが大量生産に成功して自動車が大衆化すると、灯油よりガソリンが売れるようになった。
捨てられていたガソリンを資源として使うガソリンエンジン車はエコだったのだ。
問題はCO2排出だが、最近では、CO2とH2から製造される「合成燃料」が注目され、燃焼時にもクリーンな燃料が完成されようとしている。
トヨタ社長の豊田氏はEV車が普及すると、部品点数が少なくなり、下請け業者が倒産してしまうと嘆いていたが、「合成燃料」が実用化されれば、再び、内燃機エンジンが注目され、雇用が守られるかもしれない?
個人的には、雇用を守るという点でもトヨタのHV車を推したい。
また、トヨタは水素エンジンの開発に力を入れており、豊田社長は、メーカーの垣根を超えて、水素エンジンのノウハウをバイクのカワサキへ「二輪、四輪の枠を超えて一緒にやろう」という呼びかけている。水素エンジンも注目されているが、問題は、EV車なのか水素燃料車なのかを決める政府の方針であり、方向性を示さないとEV車を購入した人は後悔する事となる。
ワイオミング州はEV販売停止に?
EV車が普及すると、内燃機エンジンの下請け業者が倒産し、自動車メーカーの社員の解雇も起こる。
VWでは、EV車開発の為、雇用削減の可能性に言及したディースCEOが解雇された。
同じ様に石油産業にとっても、EV車普及は死活問題だ。
なんと、米国、ワイオミング州では、「石油産業を守るために2035年までに電気自動車の販売を段階的に廃止する」という法案が提出さた。
EV車の普及は、現代の産業革命であり、雇用を含め、様々な軋轢を生みそうだ。
雇用か環境問題か?生きる事を考えれば雇用を取るしかなく、まだまだEV車の将来は危うい。
JAFもお手上げのEV車?
日本では軽自動車までEV車が登場しているが、冬の豪雪時には注意が必要だ。豪雪で大渋滞になった時、EV車がバッテリー上がりを起こし、JAFを呼んでも、JAFは充電をする事が出来ない。
JAFでは、EV車が電欠になった場合、以下の様に対応すると明記されている。
「電欠(充電切れによる走行不能状態)時の対応パンク、キー閉じ込み、故障車けん引など一般的な救援作業に加え、EV・FCVが路上や出先で電池切れおよび水素切れとなった場合は、最寄りの充電ステーションまたは水素ステーションまでの搬送作業をレッカー車で牽引して対応しています(ガソリン車による燃料切れとほぼ同様の牽引)。」
JAF:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/carbon_neutral_car/pdf/003_09_00.pdf
という事だ。
JAFは、「最寄りの充電ステーションまで、レッカー車で牽引して対応する」としている。
しかし、豪雪で大渋滞ならレッカー車で牽引など出来る訳が無い。豪雪の大渋滞でEV車が電欠になれば、命に関わる事になる。
2021年度のJAFの統計によると、冬場のガソリン車の燃料切れは第7位で全体の2%あまりだが、EV車のバッテリー上がり(電欠)は第3位で全体の約10%だと言う。
政府が推奨し、一般化するEV車だが、冬場の電欠まで考えて推奨しているのだろうか?
国が指導して急速充電救護車を開発する必要がありそうだ。
冬のEV車は電欠に注意だ。
日本政府は脱炭素社会へ向け、EV車普及に力を入れ、東京都の小池知事は、「2030年脱ガソリン車100%」をぶち上げ、中国に有利な政策を実行しようとしている。
しかし、冬の電欠問題や雇用、インフラ、水素燃料車の開発を考えると、まだEV車を買う決断を出来ない人が多いのではないだろうか?
EV車を買うにはまだ早い。